©横田光隆・NHK・NEP
プチプチ・アニメ『ティーチ』の音楽、そして効果音を石田多朗が担当しています。
ティーチというかわいい猿の海賊が、世界を旅するシリーズ。
監督 横田光隆さん のセンスが凝縮された素敵なアニメーションです。
絵本は、普通は子どもむけのものですが、
ときどき大人の目で見ても芸術性の高いものがありますよね。
プチプチ・アニメ『ティーチ』も、そういう類の作品だと思います。
「ティーチが世界を旅する」
このコンセプトを表現するため、
『ティーチ』のテーマ(メロディ)は少ない音数で、
シンプルに作られています。
メロディをシンプルにすると、
どんな伴奏をつけることもできます。
なので、いろいろなジャンル、雰囲気の伴奏-
メキシコ、インド、イギリスの音楽 etc…-で演奏をすることができるんです。
料理にたとえると、
カレー粉がベースだとどうやってもカレー味になりますが、
塩(シンプル)がベースなら後からどんな味にも変えられますよね。
逆に分かりづらいかな。。
「効果音」
それと、本作では珍しく、効果音も石田多朗が作っています。
紙をこすったり、木を叩いたり、声を加工したり、
いろいろなことをして効果音を生み出しました。
私はチェコという国のアニメがとても好きです。
チェコのアニメの音楽や効果音がとても独特なんです。
(ぜひ「ヤン・シュヴァンクマイエル」でググってみてください。)
プチプチ・アニメ『ティーチ』では、
あの "洗練より、質感や雑味" を優先している効果音、を意識しています。
映像に音をつけるのは、締切さえ迫っていなければ、とても楽しい仕事です。
そう、プチプチアニメ『ティーチ』の最後に
と、ひらがなで自分の名前が出てきます。
むかしから知っている番組に、
自分の名前がこういう形で出たのを見た時は
とても嬉しかったですね。
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NHKのこちらのサイトで放送スケジュールが見られますので、
よかったらときどき、チェックしてみてください。
また、本作品はDVDにも収録されているようです。
そちらもどうぞ、よろしくお願いいたします!
それでは、また。
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